いろんな動物のオナラ音を調べてみたよ
こんなに大きな象のおしり。どんなオナラをするのかな!?
人間だけでなく様々な動物がオナラをこいて生きている。「オナラをこいて生きている」というと、こかなきゃ生きていけないみたいなので、「生きているとオナラが出る」と表現したほうが良いのか? まぁとにかく生きている以上は、オナラと隣り合わせの毎日ではあるが、人間のオナラを聞いていると“プッ”とか“ブッ”、“ピー”など、意外にバリエーションは少ない。
音の高低、長さなど多少の違いはあれど、基本的に大差はない。では、他の動物は一体どんなオナラをこくのだろうか? そんな疑問を胸に、動物のプロフェッショナルである『市原ぞうの国』さんにお話を聞いてみました。

そもそも動物のオナラの前提として、肉食動物と草食動物では、やはり腸内活動の違いでオナラの種類も違うそう。草食動物は、腸内活動が活発なせいか大きめのオナラを頻繁にするが、肉食動物はスカす場合が多い。におい的には、もちろん肉食動物の方が臭いそうです。これは焼肉を食べた後、オナラが臭くなるのと同じこと。


さて、気になる動物のオナラはどんな音なのか? スタッフさんもさすがに全て把握できているわけではないそうですが、わかる範囲で教えて頂きました。

まずはゆっくりとした動きがチャーミングなカバ。あの巨大な図体から発せられるオナラは「ボボー」。早くも新しい音が出てきました。オナラによってお尻の肉が振るえてこのようなオナラになるのでは、との事。

続いて、ラクダ。
ラクダもまた個性的なオナラで、その音は「ビビビ」。高い「ビビビ」と低い「ビビビ」の中間ぐらいで、においもさほど臭くはないそう。ちなみにロバも同様のオナラをするそうです。そしてチンパンジー。こちらは皆さんも想像の通り、人間とあまり変わらない「ブッ」とか「プッ」というオナラをしちゃいます。

そしてお待ちかね、超巨大動物のゾウ。
やっぱり巨大なオナラをするのかな? と聞いてみると意外にそうでもないよう。音の大きさは敏感なお客さんで気づくか気づかないぐらいで、「ブルル」「ボボボ」といった音。タイミングもところかまわずで、歩きながらでも寝ながらでもいつでもオナラをするそうです。においは草食動物なのでさほど臭くないとか。

残念ながら、キリンやライオンなどのオナラはまだ聞いたことがないそうですが、動物によって様々なオナラの音があるのは確か。文字面で見ると「だいぶ違うんだなぁ」と思ってしまいますが、やはり実際に聞いてみたくなってしまいますね。
今度動物園に行った時には、動物のオナラに聞き耳をたてながら周りたいと密かに思っております。
(木南広明)