みんな大好き「サッカー」の起源ですが、諸説がいくつかある模様。最も信憑性が高いのは「8世紀ごろ、戦争で勝利すると敵国の将軍の首を切り取り、その首を蹴って勝利を祝ったこと」だとされています。恐い……。

当日は、絶好の「スマ投げ!」日和


さて、皆さん。こうした“競技”の誕生に立ち会ったことがありますか? 私、昨日(3月19日)に立ち会ってきました。小田原城山競技場(神奈川県小田原市)にて開催されたのは、「スマホケース投げ世界大会」。略して「スマ投げ!」です。
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

ルールは、その名の通り。自身で用意した手持ちのスマートフォンケースを梅の種飛ばし大会や遠投のように投げ、その飛距離を競います。競技を考案し、大会を主催したのは、スマートフォングッズを製作・販売するHamee(ハミィ)株式会社」(神奈川県小田原市)です。
「人類は野球、円盤投げ、砲丸投げなどの投てき競技、はたまた梅の種飛ばし大会、枕投げ大会に至るまで、様々なものを投げては競ってきました。そして、これまでスマホケースやスマホ充電器などのスマホグッズを扱ってきた当社がこの歴史に新しい1ページを刻みます!」(同社・武井裕夏さん)

ルールは、以下の4点。
・自身で持参するスマホケースを使用。
・投げるスマホケースは形状のカスタマイズは自由。ただしiPhoneやスマートフォンがちゃんとハマる形にすること。
・使用できるスマホケースの重量は100gまで。
・ドローンなどの遠隔操作できるものをケースに取り付けることは禁止。

というわけで、当日のフィールドはこんな感じです。
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

まさに、円盤投げや砲丸投げが行われるような雰囲気。当日は、開始時間直前まで雨がザーザー降りだったのですが、晴れて良かったですねぇ。
「そうですね、絶好の『スマ投げ!』日和で!」(武井さん)

「もしもーし!」って言いながらスマホをブン投げる


ホイッスルが鳴り、スマホケースを投げるまでの流れは以下です。
(1)審判が笛を吹く。
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

(2)選手はスマホケースを持ち、一度「もしもし」と言って電話を掛けるポーズを取る。
(3)その後、もう一度「もしもーし!」と大声を出しながら思いっきりスマホケースを投げる。(投げるフォームは自由。オーバースロー、アンダースローなど、得意なフォームで挑戦できる)
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された


スマホケースを投げるとどのくらい飛ぶのか、それを見てどんなテンションになるのか、などなどまるで想像がつきません。というわけで、今大会のサポーターである小田原の地元アイドル「ぷらむ◯ガーデン」と、地元・錦通り商店街のゆるキャラ「ニッキー」が模範演技してくれました。

世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された
「スマ投げ!」模範演技前に練習を繰り返す、小田原の地元アイドル。


今回集まった参加者は約50名ほど。ここから決勝進出者を絞るため、1ブロック5名ほどに分けての予選が行われます。各ブロックで最も遠くへスマホケースを飛ばした人が決勝へ進出できるとのこと。「もしもーし!」と絶叫しながら一斉に数名がスマホケースを投げました。
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

そして、グングン飛んでいき、フィールドへパタッと落ちるスマホケースたち。
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

一つ一つ、審判が飛距離を測っていきます。
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された



中には、スマホケースをプロペラ飛行機型にカスタマイズして競技に臨む人まで出現!
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

大会前日に製作費1,000円でカスタマイズしたというこのスマホケース。飛ばしたはいいものの風の抵抗に遭い、後ろへ方向を変えてグングンと飛んでってしまいました……。
「前日に完成し、テスト飛行があまりできなかったのが敗因です(苦笑)」(このスマホで参加した方のコメント)

全てのブロックが終わり、予選の最後は敗者復活戦! 敗退者が一斉に「もしもーし!」と叫びながらスマホをブン投げます。なんだ、こりゃ。間違いなく、世界で初めての光景ですよ!
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

結果、8人の精鋭が決勝へと駒を進めています。どうやら25m辺りに決勝進出ラインが存在するようです。中には70m超えの記録をマークした猛者までいました!

“スマ投げ界の室伏”が現れた


さぁ、こちらが「スマ投げ!」決勝へ進出した精鋭たち。
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

新競技なので、この方々が“世界最強のスマ投げ職人”となるわけです。

ここからは当然、一人一人で投げていただきます。もちろん予選とは飛距離が段違いだったのですが、そんな中で一人の変わり種を発見!
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

この方、紐にスマホケースを結び付け、ブンブン振り回し、遠心力を利してハンマー投げの要領でチャレンジするのです。“スマ投げ界の室伏”が誕生か!?

世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

この人の投げ方は、どうやらアンダースローのようですね。間近で見たら、可愛らしくデコってありました。
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された


世界一のスマホケースには、数枚の100円玉が貼り付けてあった


その他の決勝進出者も、猛者揃い。スマホケースがビューン! と飛んで行くので、見ていて気持ちがいいです。
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された


そんな中、69.01mという記録をマークして優勝したのは、この方。
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

投げて着地したスマホケースが地面に突き刺さったというミラクルスローで、栄えある世界一の座をゲットいたしました!
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

ご覧ください。この3人が「スマ投げ!」で世界トップ3に位置するアスリートたちです。
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された


では、世界一の座を掴んだスマホケースを見せてもらいましょうよ! どれどれ……
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

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計算して99gの重さになるよう、100円玉を貼り付けたようです。

ちなみのちなみに、会場には記念用の顔出し撮影パネルが設置されていました。
世界初の新競技! スマホをブン投げる「スマホケース投げ世界大会」が開催された

これは、「練習のしすぎで肩を痛めちゃって……」という人のために用意された物とのこと。


そんなこんなで、2016年3月19日に世界で初めて誕生した新競技「スマホケース投げ」を観戦してきました。恒例化していくとのことで、すでに第2回世界大会開催も予定されているらしいですよ!
(寺西ジャジューカ)