日本では販売禁止の魚をタラと偽装して販売-北京

2009年5月20日 16時10分
 北京市の楽天マート(日本の楽天株式会社とは無関係)でタラの切り身として販売されていた魚を食べた生後9ヶ月の乳児の便に異常が現れたとして、その母親が販売元に問い合わせたところ、その切り身はタラのものではなく、食べると人体に害を及ぼす可能性のあるバラムツという魚の切り身であることが発覚した。5月20日付けで新京報が伝えた。

 5月8日に楽天マート北京酒仙橋店でタラと表示された魚を購入した主婦は販売員に“この魚は骨も少なく、小さな子供でも食べられる”と聞いていたため、生後9ヶ月になる子供に与えたところ、その後数日間にわたって子供の便に黄緑色の油のようなものが混ざっていることに気付いた。

 その後、楽天マートに問い合わせたところ、その魚の切り身はタラではなくバラムツという魚の切り身であることが発覚。楽天マート側は魚の切り身の代金を返金すると提案したが、被害者である主婦は“謝罪の言葉が1つも無い”としてそれを承認しなかった。

 現在問題の魚の切り身はすべて回収されており、楽天マート側も“専門家によって子供の異常と魚の切り身との因果関係が証明されたなら、必ず謝罪と賠償をその親子に対して行う”と述べている。

 バラムツは日本では食品衛生法で販売が禁止されている魚(中国では特に規制は無い)。身に人間が消化できない油分が多く、食べると下痢や腹痛を引き起こす可能性が高いとされているが、その油分の毒性は弱く、少量なら食べても問題はない。販売が禁止されているだけなので、自ら釣り上げるなどして食べることは日本でも可能である。(編集担当:柳原拓郎

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