「ヒトラーは中国の味方だった」若者たちに広がるデマ―香港紙

2011年5月29日 16時01分 (2011年6月1日 00時17分 更新)

24日、香港紙・亜州時報電子版は記事「ヒトラーと中国インターネット世代」を掲載した。今、中国の若い世代の間にヒトラー同情論が広まっているという。写真は遼寧省瀋陽市の第二次世界大戦同盟軍戦争捕虜収容所記念館。(Record China)

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2011年5月24日、香港紙・亜州時報電子版は記事「ヒトラーと中国インターネット世代」を掲載した。27日、環球時報が伝えた。以下はその内容。

「ヒトラーはウィーン在住の中国人を保護した。」今、中国でこうしたデマが広がっているという。さらにヒトラーは秘密裏に中国を支援していた、最終的に世界を征服し中国と分け合うつもりだったという荒唐無稽なデマが広がっている。

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なぜ中国のネット世代はこうしたデマを受け入れ、ヒトラーに同情するのか。北京に住む複数の大学生を取材したところ、ヒトラー台頭を招いたワイマール期ドイツと現在の中国がよく似ていると彼らが考えていることが分かった。

高いインフレ率、傷つけられた国家的自尊心と世界中敵だらけという感覚。若い世代の中国人は今、経済的な焦りで窒息しようとしている。ゆえに強力なリーダーであるヒトラーを待望しているのだという。

若い世代にヒトラーの罪を教えること、悪質なデマを流すサイトやネット掲示板の書き込みを削除することが求められる。中国教育部は教科書の記述が国際基準に則したものであるかをチェックする必要もあるだろう。「歴史を学ばない者は同じ過ちを繰り返す」という警句を思い出さなければならない。(翻訳・編集/KT)

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