上海の不動産販売が3年ぶり最低、15%の値下がりも=中国

2011年10月3日 11時20分 (2011年10月6日 00時12分 更新)
 <中国証券報>上海市の2011年9月の不動産市場は、中高級マンションを中心に大きく値下がりしたものの成約につながらず、販売件数は過去3年で最低を記録した。30日付中国証券報が伝えた。

 大手不動産情報サイトの新浪楽居の調査によれば、9月20日までに上海市内で販売中のマンションのうち47%が、9月の成約価格が8月を下回ったと回答。一部では値下がり幅が15%にも達しているという。
 
 例年ならば9月は1年で最も不動産販売が好調なはずだが、同策咨詢研究部の張宏偉総監は「値段が下がっても、思うように売れない状況が続いている。特に中高級マンションは値下げの効果がないようだ」と話す。
 
 同市宝山区に位置する上海三花現代城の8月の平均成約価格は、1平米2万3789元だったが、9月には同2万528元と13.71%の値下がりだった。一方、長寧区の兆豊嘉園の平均成約価格は、4月が1平米6万440元、8月は同5万2112元と13.8%値下がりしたものの、4月以降わずか3戸しか成約がない状況だ。

 国家統計局が発表した主要70都市の8月の不動産販売価格調査によれば、前月より値下がりまたは横ばいだった都市は今年最高となる66%に上った。北京市、上海市、広東省広州市、同深セン市などの大都市では、7月から連続2カ月に渡って横ばいが続いており、当局による市場コントロール政策の効果が現れつつある。(編集担当:浅野和孝

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