中国政府が「幼稚園手当て」…農民工の子の通園を促進

2011年10月5日 15時59分
 中国中央政府はこのほど、都市部で生活する農民工の子が幼稚園に通う場合に経費の一部を助成することを決めた。教育の格差を緩和する目的だ。

 中国では戸籍の移動の自由が認められていないが、「臨時戸籍」を得て都市部で働く農村部住民は多い。現金収入が目的で、実際には長期にわたって都市部で暮らす人も多い。これらの人々は「農民工」と呼ばれる。

 農民工は建設作業員や工場労働者、飲食店、家政婦などとして働く場合が多く、一般的に低収入だ。制度上の問題もあり、子どもの教育や医療などで不利な立場に置かれている。

 中国中央政府は、教育の格差の問題を緩和するため、農民工の子を受け入れる都市部の幼稚園や幼稚園の経営母体に助成金を支給する。(編集担当:如月隼人)

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