今年は9.4%成長にダウンも、インフレ率なお5.5%―中国

2011年10月12日 06時46分
 <中国証券報>中国社会科学院は10日に発表した2011年秋季版の中国経済分析リポートで、中国の2011年の国内総生産(GDP)の前年比増加率を前年よりやや低い約9.4%と予想した。11日付中国証券報が伝えた。

 世界経済の回復の遅れや、国内の金融緊縮策、各種消費刺激策の終了などの総合的な要因が、中国の経済成長を鈍化させると報告した。

 同年の消費者物価指数(CPI)の前年比上昇率は約5.5%と予想。輸入性インフレや、国内農産物価格の若干の上昇、人件費の上昇などが物価を押し上げるとみている。

 今年と来年に政府が採るべき経済政策については、「安定を軸にしながら、柔軟性を高めなければならない」と指摘。物価の過度な上昇を抑えると同時に、中小メーカーの資金調達難や高利貸し問題を注視して、経済の中長期的な安定成長を維持すべきだとの見方を示した。(編集担当:浅野和孝

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