貿易黒字は昨年下回る見通し、外需減退と中国元高のダブルパンチ

2011年10月17日 07時21分 (2011年10月19日 00時12分 更新)
 <中国証券報>国家海関総署の13日の発表によると、9月の貿易額は3248億3000万米ドルで、前年同月比18.9%増、前月比1.2%減だった。貿易黒字は145億1000万米ドルで前年同月比12.4%減少しており、2カ月連続で前月を下回った。内訳は輸出が17.1%増の1696億7000万米ドル、輸入が20.9%増の1551億6000万元だった。14日付中国証券報が伝えた。

 アナリストは「輸出入ともに伸びが鈍く、貿易黒字の減少は外需の収縮を反映している」と話す。外需の収縮に人民元高圧力が加わり、輸出入の伸びは低迷が続きそうだ。

 海関総署は今年の貿易額を前年比約19%増の3兆5000億米ドルと予測。そのうち輸出は同約18%増の1兆8600億米ドル、輸入は同約21%増の1兆6900億米ドルとみている。貿易黒字は1700億米ドル前後で、昨年を下回るか横ばいとした。(編集担当:浅野和孝

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