中国人民元が3.77%上昇、9月はユーロ安が押し上げ

2011年10月20日 07時41分
 <中国証券報>国際決済銀行が18日発表した9月の人民元の実質実効為替レート指数は125.01と、8月から3.77%上昇した。ユーロの下落が主因。9月は人民元の対ユーロ基準値が6.29%上昇した。対英ポンドの基準値も4.71%上がった。19日付中国証券報が伝えた。

 人民元の実質実効為替レートは上半期に累計で3.02%下落したが、7月以降は3カ月連続で上昇し、欧米の債務危機による影響が顕著に表れた。9月は中国の輸出額と輸入額の前年同月比増加率がいずれも8月を下回り、うち米国、EU向けの輸出は8月に比べて減少した。

 アナリストは人民元の今後の動向について、「これまでの上昇で均衡水準に近付いており、大幅に上昇する余地は小さい」と予想した。(編集担当:浅野和孝

【関連記事・情報】
世界最強の通貨「円」、中国経済にも悪影響(2011/07/28)
じわじわ減速する中国経済、マクロ政策大きなヤマ場(2011/09/02)
人民元は5年内に自由化、国際決済通貨になる=人民銀委員(2011/09/28)
「中国経済ハード・ランディング」は心配し過ぎ―米エコノミスト(2011/10/05)
中国貿易に世界から逆風、輸出突出すれば貿易摩擦も(2011/10/14)

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。