シャープの中国での売り上げ1兆円の見通し、事業統括会社も発足

2011年10月21日 06時39分 (2011年10月23日 00時12分 更新)
 <中国証券報>中国のテレビ市場で外資ブランドのトップを走るシャープは、日々拡大する中国市場に対応するためローカル化を急速に推進している。テレビ事業の他にも通信、白物家電事業の販売拡大を進めることで、2011年には中国での売上が1兆円に達する見通しだ。20日付中国証券報が伝えた。

 シャープが北京に設立した中国事業の統括会社、シャープ(中国)投資有限公司(SCIC)が10月に営業を開始した。SCICはシャープが「中国地域における本社」と位置づける中国事業の最高管理機構で、取締役兼専務執行役員の菅野信行氏が、統括会社の董事長、総経理を兼任する。

 SCICでは、シャープが中国に展開している13拠点(生産拠点6カ所、販売拠点5カ所箇所、研究開発拠点2カ所)を管理し、中国事業全体の統括、戦略プランの制定、資金運用及び投資活動を担っていく。

 近年、中国はシャープにとって最大の海外市場となっており、2010年度のシャープの国外売上1兆4200億円のうち、中国市場の売上が5170億円と全体の約36%を占めた。

 菅野氏は今後、通信事業と白物家電事業の販売をさらに強化し、テレビに次ぐ新たな収益部門に成長させたいとしている。(編集担当:浅野和孝

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