中国人の強大な購買力でオークション市場に変化、水墨画の価格がピカソを超える日も近い?―豪紙

2011年10月22日 13時31分 (2011年10月25日 00時17分 更新)

17日、芸術品オークション市場で大きな変化が起きている。中国人のコレクションの傾向が西洋芸術品から母国・中国の芸術品へと向かっているため、中国芸術品の価格が高騰している。写真は山東省青島市の骨董品収集家。(Record China)

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2011年10月17日、豪紙オーストラリアンは芸術品オークション市場で大きな変化が起きていると報じた。経済の発展によってオークションで大きな力を持つようになった中国人のコレクションの傾向が、西洋芸術品から母国・中国の芸術品へと向かっているため、中国芸術品の価格が高騰している。中国の水墨画の価格がピカソの作品を超える日もそれほど遠くはないという。20日付で環球時報が伝えた。

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国際的なオークション会社・サザビーズの責任者は「中国人が中国芸術品に使う費用は年間約40億ドル。この額は、サザビーズとクリスティーズが昨年オークションにかけた印象派、20世紀美術、コンテンポラリーアートの総和よりもさらに大きい」と語る。

若い中国人コレクターはアジアのコンテンポラリーアートなどを、年配で裕福な中国人コレクターは伝統的な中国芸術品を収集する傾向があり、オークションに珍しい中国芸術品が出品されると、競りは異常なほどに熱くなる。これまでは、欧米のコレクターが中国芸術品の価格決定権を握っていたが、今では中国人がその地位を奪っており、驚くほどの高値で落札するという。

では、中国人コレクターの嗜好(しこう)によって芸術品市場が変化するというこの状況はいつまで続くのだろうか?クリスティーズの関係者は「しばらくこの傾向は続くだろう。現在は中国人がどの芸術家が最も価値があるかを決定する購買力を持っている」と話す。同氏は「こうした作品の価値を認めることに関して、西洋文化とは大きな隔たりがある」としながらも、「西側も学び始める必要がある」と語っている。(翻訳・編集/HA)

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