わが国の道徳は崩壊した…10年前より大きく後退=中国アンケ

2011年10月23日 11時33分 (2011年10月27日 00時12分 更新)
 環境時報(電子版)が行ったアンケートによれば、8割のネットユーザーが10年前と比べて中国の道徳概念が大きく後退したと考えており、道徳崩壊の原因として、多くのユーザーが拝金主義の蔓延(まんえん)を挙げた。

 「現在の中国の道徳レベルは10年前と比べてどう変化したか?」という問いに、86%のユーザーが「大きく後退した」と答え、「少し後退した」が9.5%だった。「道徳崩壊をもっとも体現しているのはどの分野か?」という複数選択可の問いには、政府役人がもっとも多くて16.9%、次いで警察・弁護士・裁判官が15%、医者が13.3%、企業家が11.7%、芸能人が11%、学者や専門家が10.1%で教師が9.7%だった。

 「道徳崩壊の主な理由は何だと思うか?」との問いに、44.2%の人が「拝金主義の蔓延」を挙げ、32.1%の人は「犯罪者への処罰が甘い法律ゆえに不正が助長されている」と「法律が善行者を保護できず、善を行うリスクが悪行につながっている」を挙げた。

 「見知らぬ人が困っている時、厄介事には巻き込まれたくないと考えるか?」との問いには、「必ずそう考える」と「よくそう考える」が合わせて59.7%を占め、「そんなことは考えたことがない」はわずか7.1%だった。「見知らぬ人が倒れている、あるいは命が危険な状態であるのを見たらどうするか?」という問いに、62.8%の人が「警察や救急に電話するが、近寄らない」と答え、「直接助ける」はわずかに9.1%だった。さらに、18.1%の人は「傍観する」、「こっそりと立ち去る」と答えている。

 「道徳を守ることが成功を得るのに必要な条件だと思うか」の問いには、59.4%の人が否定的に応え、必要と答えたのはわずかに28.6%だけだった。「勇気を持って正しい行いをするのを後押しする法律の制定に賛成か?」の問いには、75.2%が「賛成」と答え、「反対」は12.4%だった。「誠実な社会実現に必要なものは何か?」の問いには、28.9%の人が「法律」と答え、「制度」が24.7%、「道徳と良識」が23.9%、「世論の監督」が19%だった。(編集担当:及川源十郎)

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