日本はなぜ頻繁に「中国脅威論」を唱えるのか=中国

2011年10月25日 11時49分
 野田佳彦首相は16日に行われた自衛隊の観閲式において、中国と北朝鮮は「日本の脅威」であるとの認識を示した。日本はこれまでも「断続的」に「外部脅威論」を唱(とな)えてきたのだが、日本は本当にそれほど大きな「外部の脅威」にさらされているのだろうか。なぜこれほど頻繁に「外部脅威論」を唱(とな)えるのか。中国メディアの環球網は22日、こうした問題に対する専門家の分析を掲載した。以下は同記事より。

 第2次世界大戦後、周辺の領土や海洋にかかわる紛争以外に、日本の本土は外部からの武力的脅威を受けたことがなく、基本的に安全かつ平穏な状態にあった。しかしこうした状況下にあっても日本が「外部脅威論」を唱(とな)える頻度は減るどころか増えていったのだ。

 日本の安全環境がこれほど良いにもかかわらず、なぜ断続的に「外部脅威論」を持ち出すのか。日本の『外部脅威論』は根本的に他人に見せるためのもので、日本の長期的な戦略目標は自らをいわゆる「正常な国家」にすることであるが、この目標を実現する過程で障壁となっているのは米国であることは明らかだ。米国は日本の政治、経済、外交、軍事の発展を強硬に制約し、日本が「正常な国家」の道を歩みたくても、常に米国がその障害になってきた。

 経済危機に陥っている米国は対外問題、特に対外戦略の配備において以前に比べて停滞期にある。自らの戦略目標を実現するには、いわゆる「盟友」たちの力を必要としているが、これは日本にとって千載一遇のチャンスだ。

 例えば、第二次世界大戦終結の際、米国は日本の経済を低いレベルにとどめておきたかったが、冷戦が勃発(ぼっぱつ)し、日本に対する束縛を緩めざるを得なくなったため、日本はいわゆる「ソ連脅威論」を持ち出し、これを口実に軍事力を拡大、米国の日本に対する規制はさらに緩み、日本全体の国力は一気に高水準に発展したのだ。

 現在、日本は「正常な国家」への道をまい進するために同じことを繰り返そうとしている。日本のこうしたやり方は、アジアおよびアジア太平洋地域全体の環境を悪化させつつあり、これらの地域に一種の緊張感をもたらしている。(編集担当:及川源十郎

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