中国物価上昇率の低下続く見通し、食品価格が下がり始める

2011年10月27日 06時28分
 <中国証券報>中国の消費者物価指数(CPI)についてアナリストの間では、10月以降は前年同月比上昇率が一段と低下するという見方がある。食品価格が値下がり始めている上に、社会需要の伸び鈍化が非食品価格の上昇圧力を軽減させているという。26日付中国証券報が伝えた。

 中国のCPIは7月に前年同月比6.5%上昇して過去最高の上昇率に達した後、8月と9月は2カ月連続で伸びが鈍化した。商務部が25日発表した23日までの1週間のの全国の主要農産物価格は2週連続で前週比で下落。国家統計局が24日に発表した国内主要50都市の10月上、中旬の主要食品価格も下落する品目が目立った。

 9月のCPIは前年同月比6.1%の上昇率だった。そのうち食品価格の上昇寄与度が約60%に達した。食品価格が10月下旬も下落を続ければ、同月のCPIの前年同月比上昇率は6%を下回ると予想するアナリストもいる。同アナリストによれば、11月と12月はキャリーオーバー効果がさらに低下するとみられ、新たな物価上昇要因が表れなければ、CPI上昇率は低下が続くと予想される。(編集担当:浅野和孝

【関連記事・情報】
世界最強の通貨「円」、中国経済にも悪影響(2011/07/28)
じわじわ減速する中国経済、マクロ政策大きなヤマ場(2011/09/02)
人民元は5年内に自由化、国際決済通貨になる=人民銀委員(2011/09/28)
「中国経済ハード・ランディング」は心配し過ぎ―米エコノミスト(2011/10/05)
中国貿易に世界から逆風、輸出突出すれば貿易摩擦も(2011/10/14)

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。