中国初…バイオ燃料使った飛行に成功=中国国際航空・B747

2011年10月28日 16時24分
 中国国際航空は28日午前、バイオ燃料を使ったボーイング747(B747)型旅客機の実験飛行に成功した。中国で初めての試みという。中国新聞社が報じた。

 B747は午前8時半ごろ、北京にある首都国際空港を離陸し、約1時間の飛行を終えて同空港に着陸した。中国国内で作られたナンヨウアブラギリ油を原料とする燃料を使った。機体を製造したボーイング社とエンジンを製造したプラット・アンド・ホイットニー社も、同実験飛行に協力した。

 28日の実験で用いたバイオ燃料は植物由来なので、光合成時に空気中の二酸化炭素を吸収していることを考慮すれば、加工時のエネルギー使用にともなう二酸化炭素放出を加味しても、化石由来である現行の航空燃料と比較して、二酸化炭素排出量を60%-75%削減できる見込みという。

 欧州連合(EU)は2012年1月1日に、航空炭素税の徴収を始める。北京-ロンドン便の場合、現行の燃料を使用すれば、EU上空の航行に対して1便当たり15万元(約179万日本円)の負担増になるという。

 中国国際航空は今後も実験を繰り返し、高度や速度、さらに多数の技術指標について、バイオ燃料使用にかんするデータを徹底的に集めるという。(編集担当:如月隼人)

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