1980年代生まれの中国人はなぜ日本のゲームが好きなのか

2011年10月29日 10時28分
 1983年に任天堂から発売されたファミリーコンピュータは世界中の人びとの心を奪った。中国メディアの5Gは多くの人びとが日本のゲームに魅せられた理由を考察、中国の「なぜ中国の1980年代生まれの世代は日本のゲームが好きなのか」と題し、その現状を記している。

 記事によると、「この10年のゲーム業界の発展は良い知らせと悪い知らせをもたらしている」。良い知らせは世界中の多くのクリエーターが創造力に富んだゲームを次々に発表していることだ。悪い知らせは米国や欧州でゲーム産業が拡大する中にあって、日本が他国とゲームという財産を分かち合うことを望んでいないことだ。しかし、記事は「現状がどうあれ今のゲーム産業の発展に日本が大きな影響を与えてきたことを誰もが認めている」と述べた。

 日本のゲームには世界にない、いくつかの特徴がある。その1つは「ゲームのキャラクター設定と内容の規則性」である。西洋のゲームは制限なくゲームの世界を探索できるようになっており、ますます複雑化している。それに対して日本のゲームは非常に分かりやすくなっており、記事は「多くの人は目的をもたない西洋ゲームで遊んだ後は、より安定感のある直接的な日本のゲームに楽しみを見いだしている」と述べた。

 日本のゲームに見られる第2の特徴には、「デザインに有名な漫画家を起用するなど、多様なスタイルに興奮させられる」と指摘。さらに第3の特徴として、「ゲームの設定が奇妙で幻想的であり興味がそそられる」と指摘した。記事は、「日本のゲームは一見狂気じみた場面とキャラクターの設定を示しながら、同時に全体を通してまじめな雰囲気を作り出すことが非常に得意である」と述べた。

 第4の特徴には「懐かしさを感じさせること」を上げる。幼いころから多くの中国人は明るい色の髪の毛と華やかで美しい衣装のキャラクターとともに育ってきており、日本のゲームの中にその特徴を持つキャラクターを見る時に一層親しみを感じているのだ。

 しかし、「残念なことに米国や欧州のゲーム市場において日本製ゲームはめったに見られなくなってしまった」と記事は述べる。こうした状況にあって、ゲームメーカーのスクエアエニックスは問題の解決に力を尽くす決意を述べているし、有名なゲームクリエイターたちも会社の束縛から逃れて独立し新しいものを創り出そうとしている。記事は、「日本のゲーム業界のこれからに期待している」と述べた。(編集担当:及川源十郎

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