北京の大気汚染が深刻、政府発表に非難轟々、市民は完全武装

2011年11月1日 14時57分 (2011年11月4日 00時12分 更新)

北京の大気汚染が深刻だ。北京市環境保護局が中国版ツイッターで発表した測定結果は、「軽度な汚染」。一方、米国大使館はやはり中国版ツイッターで「劣悪」「有害」と発表している。どちらも違う測定器を使っての測定だと思われるが、「誰かがうそをついている」として、中国のインターネット上で話題になっている。(サーチナ&CNSPHOTO)

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 北京の大気汚染が深刻だ。北京市環境保護局が中国版ツイッターで発表した測定結果は、「軽度な汚染」。一方、米国大使館はやはり中国版ツイッターで「劣悪」「有害」と発表している。どちらも違う測定器を使っての測定だと思われるが、「誰かがうそをついている」として、中国のインターネット上で話題になっている。

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 「北京市民ひとりひとりの目や喉こそが正確な測定器。外に15分いるだけで喉が痛くなるのが、“軽度な汚染”?」「軽度と言えば軽度なのだろう。軽度ではない、と言っても結局は軽度なのだろう」など、市政府への当てこすりが目立っている。

 写真は、中国国営通信社・中国新聞社が10月21日に配信した報道写真。「北京が連日の濃霧。1キロ先も見えず。市民は完全武装で自転車に乗り移動している」というキャプションがついている。北京の濃霧は、大気汚染の深刻化をもたらすとされている。

 市民感覚でも、北京の大気汚染は深刻に感じられるようだ。2008年、五輪を開催した北京では、大気汚染の一掃を目指して、市内の自動車通行量の制限や、市内にあった工場を郊外に移転するなどの措置を取り、成果をあげたが、それから3年、上海市などと比べても桁が違う自動車登録数、内モンゴルなどの発電ばい煙の飛来などが大気汚染の再度の深刻化につながっていると考えられている。(編集担当:鈴木義純)

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