中国が地下水汚染対策に巨額投資、「地下水修復」ビジネスに商機

2011年11月2日 06時19分
 <中国証券報>中国環境保護部、国土資源部、水利部は28日、「全国地下水汚染防止計画(2011―2020年)」を発表した。計画によれば、今後中国は6項目、投資総額346億元(4150億円)の地下水汚染対策事業を実施する予定。中国証券報が伝えた。

 「計画」では、2015年までに基本的な地下水汚染状況を把握し、汚染源の一次的コントロールにより地下水の水質悪化に歯止めをかけ、地下水環境のモニタリング体系を構築し、2020年までに重点地区の地下水の水質改善や地下水環境の監督管理能力の向上などを実現するとしている。

 また、都市部、工業による地下水汚染、農業による土壌からの汚染防止を強化すると同時に、深刻な問題となっている工業危険廃棄物の保管、ゴミの埋め立て、鉱山採掘などを行っているエリアから典型的な汚染地点を選び、地下水の浄化テストを実施していく。

 環境保護部汚染防止局の趙華林局長は、「国は地下水汚染防止問題を重視しており、地下水修復市場は環境保護産業の新たな成長点となるだろう」としている。しかし一方で地下水修復は複雑な技術が必要であり、中国の地下水修復処理技術は依然弱いため、「計画」では海外の技術を積極的に導入するとしている。(編集担当:浅野和孝

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