中国経済、2012第1四半期に底入れし回復へ―安信証券

2011年11月14日 06時57分 (2011年11月16日 00時12分 更新)
 <中国証券報>安信証券の高善文チーフエコノミストは、10日に上海で開かれた第2回先物機関投資家年会に出席した際、中国経済にみられる足元の減速は来年第1四半期に底入れし、以降は回復するとの見方を示した。11日付中国証券報が伝えた。

 高チーフエコノミストによると、不動産投資は明らかに減少しているものの、インフレ基調が緩和しつつある中、公共投資については、増加ペースの鈍化に底が見え始めており、今は上昇に転じる時期や上昇の程度を論じる段階にある。公共投資は経済情勢と関係しており、経済情勢が悪くなればなるほど、投入時期が早まり、その増加の程度も速まる。また来年第1四半期は、金利の低下につれ、金融環境や経済成長が安定化し、これまで先送りされていた投資活動が再開されることが見込まれる。

 製造業向けの投資も伸びが大きく加速している。製造業向けの投資は昨年9月以降、増加を保ってきたが、今月9日に発表された今年10月の投資額はさらに大きく伸び、全体の投資額に占める比率は不動産投資を大きく上回った。もっとも、民間企業の製造業向け投資が増えたことが市場金利を上昇させ、市場資金をひっ迫させる大きな要因となっていることも否めない。

 消費の伸び減速にもブレーキがかかりつつある。消費額の伸びはここ1年間で約4ポイント低下したが、就業数や可処分所得の伸びは正常を保ち、さらには強い伸びを示しており、消費の回復は近いとみられる。(編集担当:浅野和孝

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。