日本のAV、中国では立派な「文化」として浸透している―知日派作家は嘆く

2015年8月12日 21時50分

8日、中国ではこの数年の間に、日本のアダルトビデオ(AV)が“公に”人気となった。それまでも水面下では人気を誇っていたはずだが、公然と日本のAVが評価されるようになったのは、ある日本人女優の中国進出がきっかけだった。写真は蒼井そら。(Record China)

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2015年8月8日、中国ではこの数年の間に、日本のアダルトビデオ(AV)が“公に”人気となった。それまでも水面下では人気を誇っていたはずだが、公然と日本のAVが評価されるようになったのは、ある日本人女優の中国進出がきっかけだった。米華字メディア・多維新聞が伝えた。

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今年6月、AV女優としてのデビュー13周年を迎えた蒼井そら。10年に中国での活動をスタートすると瞬く間に人気を呼び、「蒼老師(蒼井先生)」と呼ばれて尊敬の対象にすらなった。現在、中国で最も有名な日本人とも言われる。現地では各種イベントや広告などに出演するほか、11年に中国限定配信のシングル曲を発表し、歌手デビューも果たした。12年にはショートフィルム「第二夢」に主演。14年にもミニドラマに出演している。彼女が中国版ツイッター「微博」に開設した公式アカウントは1600万人近くのフォロワーを抱える。

上記のように、彼女の中国進出は大成功した。これにあやかるかのごとく、波多野結衣麻生希滝澤ローラなど多くの人気女優が後に続いている。

「日本のAVはひとつの立派な大衆文化の一形態として中国に浸透してしまった」。日本在住の中国人作家・李長声(リー・チャンション)氏は、こう嘆く。本国の日本では、性文化はあくまで日陰の存在。おおっぴらに語られるべきものではないのに、中国では堂々と文化の一ジャンルに位置づけられたことに違和感を抱いている。「中国人は日本の津々浦々がAVで溢れかえっているかのように思い込み、蒼井そらさんを『先生』とまで呼んでいるが、彼女のことをすべての日本人が知っているわけはない」と話す。

彼の個人的観察によると、日本人は「時と場合」をよく心得ている。プライベートで思う存分ハメをはずしたとしても、オフィシャルな場では礼儀やマナーを重んじる。両者は決して矛盾することではない。つまり、AV女優がおおっぴらにテレビ出演するような事態は日本では考えられないし(飯島愛は例外だと李氏は補足している)、女優が下積み時代にAV出演の経験があれば、芸能人としてのキャリアを失うことになる。「日本では、こうしたものは品のないものです。決して表舞台には登場しません」。中国の若者に尋ねると、長年にわたって日本に滞在する李氏すら聞いたことのないAV女優の名がすらすら出てきて驚かされるという。(翻訳・編集/愛玉)

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