慰安婦像撤去すべきと主張した在日民団関係者に韓国の市民賞を授与へ=韓国ネットから反対の声続出

2017年9月14日 12時50分 (2017年9月17日 00時00分 更新)

13日、韓国南部、慶尚南道晋州市が、「第17回晋州市民賞」の受賞対象者に在日韓国人2世で在日本大韓民国民団生活相談センターの金昭夫所長を選定し、波紋を呼んでいる。写真は韓国にある日本軍慰安婦歴史館。(Record China)

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2017年9月13日、韓国南部、慶尚南道(キョンサンナムド)晋州(チンジュ)市が、「第17回晋州市民賞」の受賞対象者に在日韓国人2世で在日本大韓民国民団(民団)生活相談センターの金昭夫(キム・ソブ)所長を選定し、波紋を呼んでいる。韓国・オーマイニュースが伝えた。

晋州市民賞は、地域社会開発、文化芸術、社会奉仕、教育・体育その他諸分野で同市の名誉と地域社会の発展に貢献した功績の顕著な人に贈られる。同市では金所長を受賞対象者に選定後、市議会での同意手続きを経て10月に開かれる「晋州市民の日」に授賞式を行う予定だ。

在日本晋州郷友会の会長も務める金氏は、在日2世として日本に生まれ、不動産賃貸業やパチンコ、カラオケ店などを経営する傍ら、晋州市にさまざまな形で寄付活動を行ってきた。

その功績が認められての今回の選定であったが、「日本軍強制性奴隷被害者晋州平和メモリアル事業会」は13日、金氏への市民賞授与に反対の立場を表明した。

理由について事業会は「金氏が活動した民団は、今年1月12日にホテルニューオータニ東京で開かれた新年会で平和の少女像(在釜山日本総領事館前に16年末に設置された慰安婦像を指す)の撤去を主張した団体だ」と明かし、「しかし晋州市は金氏に少女像撤去に対する立場を確認せずに、市民賞受賞対象者として議会に提出した。晋州市は金氏の意見を明確にしなければならない」と主張したのだ。さらに「この問題を外交的問題、あるいは政治的問題と解釈して見過ごすのであれば、晋州市が持つ歴史意識に対して疑わざるを得ず、受賞対象者の検証過程に対する疑いの念も抱かざるを得ない」とした。

なお事業会は昨年3月、市民の募金により晋州教育支援庁の庭に「平和メモリアル像」という名の慰安婦像を建てている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「晋州市も親日派だったのか」「慶尚南道はどうしちゃったの?分離独立が必要?」(慶尚南道は保守地盤として知られている)と同市や地域を非難する声や、「正しい歴史意識も持てない人が受賞するなどあり得ない」「民団は日本人と考えるべき」「どうして日本人に市民賞をあげるの?おかしい」など金氏の受賞に反対の声が続出している。

また、慰安婦像関連として「あちこちに像を建てよう」「少女像反対なんて、民族を裏切る行為。国に力がないという理由で母親や娘、姉妹が被害に遭ったと考えてみろ!」などのコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)

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