近年、日本を訪れる中国人が増えているせいか、中国国内でも日本の文化や特徴を真似た物や店が増えている。たとえば「居酒屋」もその1つだ。
中国には昔から日本風の居酒屋はあったが、それはあくまでも日本人留学生や日本人駐在員などをターゲットにした店だった。

 近年の中国で増えている居酒屋は、日本の店を模した居酒屋であり、中国人をターゲットに中国人が好む味付けに調整された日本食が提供されている。中国メディアの今日頭条は24日、中国で日本風の居酒屋の人気が高まっていることについて触れつつ、「日本にある本物の居酒屋」とはどのようなものかを紹介している。

 記事はまず、居酒屋とは「お酒とご飯を提供するお店で、お酒だけを提供するバーとは異なる」と紹介。さらに、食べ物を提供するが、軽食だけを提供する店ではなく、日本独特の飲食物を堪能できる店」であり、「日本の社会人が仕事帰りに気の会う仲間と気を休める場所である」と記述している。

 では、居酒屋ではどのような料理屋お酒が提供されているのだろうか。
記事は、居酒屋の料理について、「刺身盛り合わせ」や関西で多く提供されている「豚平焼き」、「玉子焼き」、「唐揚げ」、「焼き鳥」といった定番のメニューを紹介している。

お酒については「ビール」や「清酒」、「焼酎」、「ハイボール」、「酎ハイ」、「サワー」を紹介。日本人にとっては馴染み深い料理でも中国人にとっては非常に新鮮な料理であり、清酒や焼酎もあまり親しまれていないお酒であるため、これらの組み合わせは「中国にいながらにして異国情緒を味わえる」ものだと言えるだろう。

 日本を訪れる中国人にも人気の居酒屋。記事で紹介されていたもののほかにも、様々な種類の料理やお酒を楽しむことができる。10月1日から始まる国慶節(建国記念日)の連休中に多くの中国人が日本を訪れ、居酒屋に足を運ぶことだろう。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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