日本版水滸伝!?「南総里見八犬伝」の中国語版が出版される―中国メディア

2017年11月19日 18時20分 (2017年11月22日 00時00分 更新)

19日、中国メディアの南方都市報が、南総里見八犬伝の中国語版が出版されると伝えた。(Record China)

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2017年11月19日、中国メディアの南方都市報が、南総里見八犬伝の中国語版が出版されると伝えた。

記事は、19世紀初めに日本で水滸伝ブームが沸き起こり、水滸伝を模倣した小説が多く出されたと紹介。滝沢(曲亭)馬琴は、建部綾足の「本朝水滸伝」を読んで啓発を受け、「水滸伝」や「三国志演義」、「西遊記」などの中国小説に匹敵する作品を作りたいと考え、28年かけて「南総里見八犬伝」を書き上げたと紹介した。

また、「八犬伝」は日本の文学史上まれな長編作品で、日本文化に大きな影響を与えたという。例えば、「ドラゴンボール」「犬夜叉」「シャーマンキング」など、多くのアニメ作品などがそうで、八犬伝をもとに改良を加えた文学作品や映画、ドラマ、舞台などは非常に多いと伝えた。

この「八犬伝」の中国語版は、浙江文芸出版社から出版され、翻訳者は日本の古典文学研究に従事する南開大学日本語学科の李樹果(リー・シューグオ)教授だ。浙江文芸出版社が出版する「八犬伝」は、日本の古典的質感が特色のデザインで、カバーには八犬士が描かれている。各巻には歌川国貞などの「八犬伝」の浮世絵が2枚ついているという。

「八犬伝」は、水滸伝を模倣しているだけでなく、「三国志」のストーリーを「移植」した内容も出てくると記事は紹介。翻訳者の李氏は「八犬伝は日本の小説の新機軸を開いた作品で、日中文化交流の結晶と言える」と語った。(翻訳・編集/山中)

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