韓国・済州島で「日本に強制徴用された労働者の像」が除幕=韓国ネットには賛否の声「外国人観光客にも見てもらいたい」「銅像にはもううんざり」

2017年12月7日 18時40分 (2017年12月10日 00時00分 更新)

7日、日本の統治下で強制徴用された労働者を象徴する像が、韓国南部の島、済州に設置された。韓国のネットユーザーの間では、これについて賛否両論が飛び交っている。写真は済州島。(Record China)

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2017年12月7日、日本の統治下で強制徴用された労働者を象徴する像が、韓国南部の島、済州(チェジュ)に設置された。韓国日報などが報じた。

同島の労働者団体や市民団体などでつくる「済州地域日帝強制動員労働者像建立推進委員会」は7日午前、済州港第2埠頭(ふとう)沿岸旅客ターミナル前で像の除幕式を開いた。像の設置は7月に結成された推進委が進めてきた。

推進委の顧問を務める済州大のチョ・ソンユン教授は、除幕式で「労働者像が建てられたここ済州港は、数多くの済州の人たちが日本統治期に強制動員される際の通り道になっていた」とし、「南洋諸島のマーシャル諸島だけでも58人が連れて行かれ、うち32人は現地で亡くなり、結局遺骨も故国の地に戻らなかった」と説明した。

推進委によると、像の横に建てられた塔「記憶のれんが」の設置には135の団体・個人が、銅板の設置には1785人が関わったという。推進委は、短期間に多くの島民が参加した理由を「自国の当時の蛮行に関する謝罪と補償について知らぬ存ぜぬで通している日本のやり方に、(人々が)怒りを感じているためとみられる」と説明している。

韓国メディアは、日本による朝鮮半島出身者の強制徴用について「具体的な規模や被害事例はいまだ把握されていない」とした上で、学界による推定として「済州島からの強制徴用者は約7500人で、死者は1000人を上回る」と伝えている。

このニュースには韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられており、中でも共感数が多いものでは「よくやってくれた。これでこそ国だ」「済州島に観光に来た韓国人も外国人も、この像を見て徴用されて亡くなった方たちのことを一度考えてみてほしい」「日本統治時代に関する博物館もできるといいな。歴史を忘れた民族に未来はないからね」など、像設置への賛同意見が目立つ。

しかし、実は反対意見も相当数ある。「銅像、銅像で、もううんざり。駐車料金でも払って建ててくれ」「銅像は観光のイメージの済州港に似合わない」「見た目が悪いよ。自分の家にでも保管しときなさい」など銅像そのものに異を唱えるもののほか、こうした活動が「国民の反日感情をあおっている」と批判する声も多く痛烈だ。「こんなことをしながら日本人観光客に来てもらいたいと思っている韓国人。良心がない」「ほどほどにしなよ。過去にとどまって発展のない国、大事なことが分かってない国だ」「韓国人は本当に哀れ。なぜ過去にグズグズこだわってるのか、前を向かなきゃ」「韓国はこのままだと永遠に未開社会から脱皮できない」といったコメントが並んだ。(翻訳・編集/吉金)