そりゃそうだ! 中国を旅行で訪れる外国人が増えない理由=中国報道

2017年12月12日 05時12分 (2017年12月14日 00時00分 更新)

経済発展に伴い、海外旅行を楽しむ余裕が出てきた中国人は増加傾向にある。一方、中国を訪れる外国人の数はさほど増加していないようだ。中国メディアの今日頭条は5日、「外国人が中国を旅行したくない理由」を考察する記事を掲載し、外国からの旅行客が増えない理由について考察している。(イメージ写真提供:123RF)
(サーチナ)

 経済発展に伴い、海外旅行を楽しむ余裕が出てきた中国人は増加傾向にある。一方、中国を訪れる外国人の数はさほど増加していないようだ。中国メディアの今日頭条は5日、「外国人が中国を旅行したくない理由」を考察する記事を掲載し、外国からの旅行客が増えない理由について考察している。

 まず記事は、中国国家統計局の報告を基に、2005年から2015年までの期間で中国に入境した人の数の年間の伸びは平均1%ほどであり、さらにその大半は香港やマカオ、台湾からの「同胞」だと指摘。また、それ以外の外国人でも、6割以上は韓国や日本などのアジアからの観光客であることを紹介している。

 では、なぜ5000年もの歴史を持つ中国は外国人旅行客の心を惹きつけることができないのだろうか。記事はまず、「経済的な理由」を挙げている。急激な経済発展に伴って、中国では物価がどんどん上昇していて、旅行費用がかさむようになったと主張し、より物価の安いアジアの近隣諸国に外国人は旅行先を変更しているのではないかと主張した。

 次に記事は、「旅行客を受け入れるための基盤が整っていない」ことを挙げ、中国では大気汚染が深刻な状態にあり、多くの外国人旅行客から避けられてしまっていることを指摘。また、社会主義国家であるため、体制に対する外国人の印象が良くないことや、公共の交通機関の整備や様々なサービス、言葉が通じないなどの問題が、外国人旅行客を中国から遠ざけている原因の1つであることを紹介した。

 また、観光ビザの取得手続きが複雑で、費用が高いことも外国人の足を遠ざけている理由の1つとして紹介した。中国人が海外へ行く際のビザの取得も大変だが、国によっては外国人が中国に入国する際のビザ取得も手間が掛かるケースがあることを紹介する一方、中国としては外国からの観光客を歓迎していることは事実だと論じた。これに対して、中国のネットユーザーからは「中国の国内旅行は中国人すら行きたがらない。どこに行くにも高い入場料を払う必要があり、サービスは悪くて人が多い」といった、ソフト面の整備が整っていないことに対する意見が多数寄せられていた。今後、中国の観光業界はどのような発展を見せていくのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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