中国メディア・今日頭条は13日、「日本のアニメで見られる設定で、現実にはほとんど存在しないもの」という記事を掲載した。

 記事は、「文化輸出が不完全なために、各国に対する外国人のイメージには大なり小なり誤解がある。
例えば中国は遅れている、日本人は全員アニメが好きだ、ドイツ人は絶対にジョークを言わない・・・といったものだ。世界を席巻する日本アニメは日本の文化を世界に輸出する主要なルートとなっているが、アニメと現実の世界には少なからぬ差がある」としたうえで、日本のアニメでよく見られる設定の中でリアルな日本社会ではほとんど見られない事柄を11件挙げている。

 最初の6つは、「先輩に対して敬語を使わない」、「学校の屋上に自由に出入りできる」、「両親が亡くなり、妹と2人で暮らしている」、「生徒が学校全体の権力を握っている」、「日本の高校生の生活は非常に気楽である」、「日本の学校の制服は、みんな超ミニスカートだ」というもの。どれも確かにありがちな設定とイメージだ。日本人であればそれが現実とは異なる世界であることがはっきりと分かるが、アニメで日本のことを知ったという人の中には実際に「これが日本だ」と思っている人がいないとも限らない。

 残りの5つは「女子高生の足はみんなアニメのキャラクターばりに細い」、「日本人はオタクだらけだ」、「どの家庭も別荘を持っている」、「日本人は仲良くなりやすい」、「みんな日常的にキャラクターのような話し方をしている」となっている。
このほか「転入生がイケメン」、「女性教員がナイスバディ」、「美少年や美少女の生徒がたくさんいる」といった状況は、あくまでアニメの世界での話だと記事は紹介した。

 記事を見た中国のネットユーザーは「黒髪の父親から髪の毛の色が違う娘は生まれないよな」、「確かに日本で見た制服女子たちのスカートはそこまで短くなかった」、「中国人だって実際はみんながカンフーの達人じゃないしね」といったコメントを残している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供


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