<中国人観光客が見た日本>白川郷でハプニング発生!残念な思い出も、その景色は「息をのむほど」

2018年2月25日 01時20分 (2018年2月27日 00時00分 更新)

中国のネット上に、白川郷へ旅行した中国人観光客が、その時発生したハプニングについてつづった旅日記が掲載された。写真は作者提供。(Record China)

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中国のネット上に、白川郷へ旅行した中国人観光客が、その時発生したハプニングについてつづった旅日記が掲載された。以下はその内容。

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もしも誰も人がいないなら、白川郷の景色は息をのむほどの美しさだ。青灰色の山に囲まれた白雪と青緑色した湖の清らかな大自然。ところが、白川郷へ行く途中でスリル満点の出来事が発生した。

川向いの美景を見かけたとき、私は興奮してウサギのように川の方へと走って行ったのだが、突然、足が下へと沈んだ。両足が太ももまですっかり深い雪の中に埋もれ、ぼうぜんとした。雪の下が平地なのかも分からず、もしかしたら川へ落ちてしまうかもしれないと思った。這い出る勇気もなく、母も近くでただ驚いているだけだった。

幸い、近くに2人の親切な人がいて、私のコートとカバンを見ていてくれたので、私はゆっくりと少しずつ這い出ることができた。足がすべて出てきたときに雪靴がまだ深い雪の中に取り残されていることに気付いた。この時、私は両足をまっすぐにして立てなかった。圧力をかけ過ぎてまた沈むのではないかと心配で、雪の上を這いながら、手を伸ばして1メートルもある穴から雪を少しずつかき出して、ようやく雪靴をつかんで取り出すことができた。

ふ~、なんてみじめなんだ。靴下しかはいていない足は凍りつきそうだ。這い上がってまず母に「写真か動画を撮った?」と聞いたが、やっぱり撮っていなかった。Wさん(知人)がいればきっと全過程を記録してスマホに残し、1カ月は私を笑いものにしたに違いないのに。実に惜しい。

いわゆる「合掌造り」式の住宅とは、茅葺(かやぶき)の人字型をした屋根の家で、冬に雪が屋根に積もり過ぎて家がつぶれてしまわないように、傾斜をつけて雪が落ちるようになっている。白川郷には合掌造りが110棟以上あり、1995年12月に国連のユネスコ世界文化遺産に登録された。

思いがけないことに40分並んだ頃から雪がちらついてきた。母が冷たい風の中、私に付き合って寒さに震えているのを見て忍びなく思い、ほとんど動かない行列を見てあきらめることにした。行列を離れた時、自分の決断は正しかったと確信した。前には250人ほど並んでいたのだ。しかも山頂の展望台までの小さなバスは十数分に1本しかなく、多くても20人くらいしか乗れない。これは、並んで待っても私の番がくるのには相当な時間がかかる。

少なくとも1時間半ほどの並ぶ時間が節約できたので、私たちは村の中のあちこちを回って雪遊びをし、その後、喫茶店で温かいラテを飲んで、近くで買った新しい靴下に履き替えた。並んでいるよりずっと良い気分になった。いずれにしても私は並ぶのが大嫌いなのだ。

暗くなるにつれ雪も強くなり、道路もますます滑りやすくなって歩きにくくなった。私たち2人は傘を持っておらず、夜7時半前までには車を降りた集合場所に戻らなければならなかったので、素晴らしいとは言えない思い出を携えてここを離れることにした。

白川郷は、間違いなく美しい所で、時間をかけて見に来るに値するところだ。でも毎年天気の良い日はごくわずかで、ほとんどが雨や雪なので、特別に美しい写真を撮りたいと思ったら少しの運も必要だ。もし次があるなら、絶対に旅行客の少ない日を選んで、改めてこの詩や絵のような境地の冬の楽園を感じてみたい。(翻訳・編集/山中)

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