「中国のカネ」と「米国の安全」に揺れるアジアの国々、手本は日本―米メディア

2018年3月14日 12時30分

13日、観察者網は、「中国はいかにして米国のアジアにおける盟主の地位に挑むのか」とする、米メディアのコラムを紹介した。資料写真。(Record China)

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2018年3月13日、観察者網は、「中国はいかにして米国のアジアにおける盟主の地位に挑むのか」とする、米紙のコラムを紹介した。

記事は、米紙ニューヨーク・タイムズの中国語電子版が12日に掲載したコラムを引用している。まず「米国による軍事力が依然としてアジアを牛耳る一方、中国はすでに軍事力と経済力で地域の秩序を変え始めている。また、米トランプ政権による不確定な外交政策や貿易協定の否定が、アジア諸国に対しこれまでの戦略の見直しを迫っている」とした。

その上で「今や、アジアの対中貿易国は対米貿易国よりも多く、今後両者の不均衡はさらに加速する。アジア諸国の首脳は、経済的にも国内政治においても中国に頼る必要があると考えている。そして、アジアの20カ国は『中国の富』と『米国の安保』の板挟み状態になっている。どちらか一方を選べない多くの国は、米中双方から最大限の利益を得つつ、リスクを最小限にする戦略を模索している」と論じた。

記事は、「このような動きの結果、アジア情勢は冷戦時の欧州のように二つの陣営の境界線がはっきりと出現したのとは異なり、各国が日増しに高まる中国の影響力を一部で受け入れ、一部で拒み、一部でコントロールすることで、さまざまな種類の境界線が引かれることになる」とした。そして、「アジア諸国の模索は世界に対し、米中主導の世界モデルに対応するすべを提供することになる」という。

一方で、日本が持つ特別な役割についても言及。「世界は中国に有利な方向に発展しているが、その中で日本は中国に対抗する手本を示している。アジア最大クラスの経済国、西側民主主義国たる日本は中国のパワーに屈することなく中国と拮抗している。経済力を利用して、中国から独立した強力な軍事的、多重的関係を築いている。多くの国は日本を手本とすることができるし、日本政府も多くの国に手本にしてもらおうと画策している」と論じている。(翻訳・編集/川尻)

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