韓国の野球場で“現代版奴隷”事件、知的障害者をごみ捨て場に住まわせ労働を強要=韓国ネット憤慨

2018年7月12日 23時00分

10日、60代の知的障害者をごみ捨て場に住まわせ、ごみの分別を強要した事件の主犯が検察に書類送検された。アジア経済など複数の韓国メディアはこれを「現代版奴隷」とのタイトルで報じた。資料写真。(Record China)

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2018年7月10日、60代の知的障害者をごみ捨て場に住まわせ、ごみの分別を強要した事件の主犯が検察に書類送検された。アジア経済など複数の韓国メディアはこれを「現代版奴隷」とのタイトルで報じた。

アジア経済によると、ソウル松坡(ソンパ)警察署は、知的障害者の男性(60)に対し労働を強要して不当な利益を得た疑いで古物商の男(53)を書類送検したと明らかにした。男は12年9月から今年3月まで、男性を蚕室(チャムシル)野球場の隣のごみ捨て場にあるコンテナに住まわせ、暴言・罵声を浴びせるなどして強制的に労働させた疑いを持たれている。

男性は同野球場の清掃員が持ってきたプラスチックや缶などのごみを分別したり、直接紙くずを拾ったりもしていたという。男はソウル市と未契約の民間古物会社を運営しながら男性が分別したリサイクルごみを売り、この5年で約1億4000万ウォン(約1400万円)を稼いだとされる。

また警察は男性の実の兄(74)についても、06年から男性の生活保護費などを横領していたことを確認し、検察に書類送検した。その総額は6900万ウォン(約690万円)に上り、さらに男性が貯めた預金1400万ウォン(約140万円)も使っていたことが明らかになった。

警察関係者は「男性が奪われた生活保護費や預金などは返してもらえるようソウル市障害者人権センターと協議する方針」と説明しているという。

これを受け、韓国のネット上では「ごみのようなやつら」「徹底的に調査して処罰して。ひどい(泣)」「古物商もひどいけど、兄はそれでも同じ血を分けた兄弟?」など憤る声が相次いで上がっている。

また「障害者は両親が死んだら放置されてしまう。どうか税金を彼らのために使って。なぜ北朝鮮や難民の方が優先されるの?」と指摘するコメントも。

中には、人々の市民意識を挙げて「ごみを分別せずに捨てて行ったやつらはロシアW杯でごみを片づけた日本人に学ぶべき」と寄せるユーザーも見られた。(翻訳・編集/松村)

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