観光立国を目指す日本には多くの外国人が旅行で訪れるようになっただけでなく、日本に中長期的に滞在する外国人も増加傾向にある。では、日本に住んでいる外国人は日本での生活にどのような印象を抱いているのだろうか。
中国メディアの快資訊はこのほど、米国のQ&Aサイトに「日本の生活と、日本人に対する印象」について議論するスレッドが立てられたことを紹介し、寄せられた意見を記事として紹介した。

 中国国内では日本の生活環境は非常に優れていると高く評価する声もあれば、それは誇張し過ぎで日本の一部しか見ていないという声もあり、非常に多種多様な意見が存在する。記事によると、外国人ネットユーザー達の大多数の意見は「日本の生活は想像ほど良いわけではない」というものであったという。

 日本で長く生活したことある外国人は「確かに日本人は他人に迷惑をかけないよう礼儀正しく振舞い、客の立場であっても店員に対して敬意を払うなど、外国人から見て評価すべき点があるのは事実」としながらも、「通勤ラッシュ時の駅の混雑は凄まじく、『黒い服を着た屍の大群』のように人が押し寄せ、なかにはマナーに欠けた行動も見られる」と主張。

 また、「ゴミを人目の付かない山中に投棄したり、車の窓からゴミを投げ捨てるような人を目撃したこともある」と主張し、「自分も信じたくは無かったが、実際は日本と他国は大して変わらないという結論に達した」という意見を紹介した。

 さらに別の外国人は、「日本での生活で不快に感じるのは、いたる場所に騒音が存在することで、時に発狂しそうになる」と主張。
たとえば、「街のなかは様々な騒音に溢れている。店内では大音量の宣伝が流れ、店先では店員が大声で歓迎の言葉を叫んでいるが、これが現代的な買い物のスタイルとは到底思えない」とコメントした。こうした外国人のコメントを紹介しつつ、記事は「日本の生活は思っているほど良いものではないようだ」と主張し、中国人ネットユーザーに向けて少し冷静になって日本を見てみるよう注意を喚起した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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