中国メディア・東方網は27日、日本の伝統文化に欠かせない、魅力あふれる生活用品を11種類紹介する記事を掲載した。

 最初に紹介したのは、日本家屋には欠かせない畳である。
「多くの日本の家屋には少なくとも一間は畳の部屋がある。畳はとても経済的で、ベッドやじゅうたん、イス、ソファなどさまざまな機能性を持っているのだ。ベッドや机、椅子といった家具を配置しないことで洋室よりも空間を広く使うことができる。これも、土地の狭い日本の国情にマッチしているのである」とした。

 続いては、和服について。日本では成人式、結婚式、葬式、祭礼、卒業式のほか、剣道、弓道、囲碁・将棋、茶道、華道などにおいてしばしば和服を着用すると紹介。
いわゆる「着物」には、世界無形文化遺産を含む、価値の高い国宝級の伝統技術が詰まっていると伝えた。

 さらに、風鈴とお守りについても言及している。風鈴は「チンチンという素朴で美しい音が日本人の美の意識にマッチしている。かつては貴族の物だったが、江戸時代に入って大量生産が実現すると民間に普及して、夏の日に欠かせないアイテムになった」とし、お守りは「もともと厄除けを目的としたものだが、徐々に交通安全、安産、良縁、学業、健康などの方面に派生していった。衣服に忍ばせたり、車内に掛けたり、鞄に結び付けたりと、日本人の生活に欠かせないアイテムだ」と紹介している。

 記事はこのほかに、和傘、招き猫、暖簾、風呂敷、提灯、下駄、団扇を取り上げて、その特徴と魅力について説明した。
生活の西洋化が進んで久しい現代の日本においても、記事が紹介した日本の伝統的なアイテムは歴史に埋もれることなく、現役で日常的に用いられている。記事の作者はこの点に大きな感銘を受けたようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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