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医学界が語らない「がん」の姿

2011年2月25日 18時33分 (2011年3月6日 22時22分 更新)
 かつて、「がん」は不治の病でした。
 なぜなら、そのほとんどの場合が、患者が亡くなったときにしか「がん」と診断できなかったからです。

 今では医療技術の発達や早期の診断が進み、「がん」が不治の病であるというイメージから徐々に解放されつつあります。それでも、統計上では、日本人男性の2人に1人が、女性の3人に1人ががんになり、日本人の3人に1人はがんが原因で亡くなると言われていて、「三大成人病」の1つに数えられています。

 1996年に『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋/刊)でそれまでの常識を打ち破るように、抗がん剤やがん検診の無効性を指摘し、医学界で大きな論争を巻き起こした近藤誠さんは、6年ぶりの単行本となる新刊『あなたの癌は、がんもどき』(梧桐書院/刊)において、再び医学界に一石を投じています。

 例えば、本書の中にはこんな言葉が出てきます。

 「早期がんを三年放置しても、ほとんど変化しないということは日本の専門医にとって常識以前」

 これは近藤さんと、癌研究会附属病院内科部長(当時)の丸山雅一さんの対談で出てきた言葉ですが、「本当?」と目を丸くしてしまいそうな事実です。
 「症状なく発見された早期胃がんは放置していても大きくならない」ということは、医学界や研究者にとっては常識以前でも、一般の人たちには全く知られていません。近藤さんは、「一般の人たちは、早期がんはどんどん大きくなってしまうのではと思われ、一刻も早くと手術に駆り立てられてきた。

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