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万引きGメンに聞く「こいつ、やるな」の特徴とは?

2011年12月12日 12時00分 (2012年1月16日 17時37分 更新)
2009年、警視庁が実施した統計によると東京都内の「万引き」被害は、「振り込め詐欺」の10倍以上の年間670億円にものぼる事が明らかになった。
書店によると「万引き1冊分の損害は10冊程度売らないとカバーできない」とも言われ、万引きにより閉店する小売業もある。
そんな万引き犯を鋭い眼力で見つめる職人がいる。それが『万引きGメン』だ。
 
スーパー・ホームセンター・書店などの店内を、一般客を装って巡回。万引きの犯行の一部始終をチェックし、店外に出たところで声をかける――。“私服保安員”と呼ばれる万引きGメンの仕事である。
万引きGメンの仕事ぶりやエピソードがたくさん詰まった『万引きGメンは見た!』(河出書房新社)。この本の著者である万引きGメン歴10年以上の経験をもつ、伊東ゆうさんにお話をお伺いした。

伊東さんは現在、フリーで活動中の万引きGメン。
貸金業界より現職転身という異色の経歴をもち、万引き犯補足活動に加え、漫画の原作やコラム等の執筆業でも活躍中。世界空手道連盟指導員・二段を持つスゴ技万引きGメンである。

基本的に万引きGメンは警備会社から、発注のあったお店に派遣される。
店内を歩き回り、仕草・行動・目線など、あらゆる挙動で瞬時に万引き犯を判断する。

◆万引き犯がとる行動の特徴は?
「万引きをしようと思っている人は、どこか通常の心でいられないため、一見何も問題ないように見えても、店に入ってきた時、通路を歩いている時、あるいは棚を眺めている時の挙動で“こいつ、やるな”とわかります。僕はこのような雰囲気が出ている犯人の状態を『バリ挙動』と呼んでいます。『バリ挙動』とは、Gメン仲間での造語で、明らかに不審な様を言います。
また、犯人が歩いているときのヒジの動きだけでわかる事もあります。“次はここの角を曲がる”など犯人が行く方向も全てお見通し。特に、肩掛けのバッグのチャックを開けていたり、カートの手前に大きい袋をもってきている人は怪しい。モノをバッグに入れようとしている人は下を向いています。普通の人は下を見ながら買い物するという事はないのでわかりやすいです」

伊東さんは店の外観を見ただけで、その店に万引き犯がいるかいないかわかるという。そういう店はどことなくダークな雰囲気が出ていて、煌々と明かりがついていても“やられてる感”が出ているのだそう。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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