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地震でモノが落下してフローリングに傷が……。修理代は誰が払う?

2012年11月22日 22時54分 (2014年4月25日 15時40分 更新)
その場合は、借り主による「原状回復等の義務」ももちろん解除されます。契約時に支払った敷金や、保証金の返金率分は全額返還されます。

また、「1室だけが使えなくなった」、「風呂場は使えないがほかの部屋は使える」という場合は、貸主は使えない部分の家賃を減額する義務もあります。その上で、使えない部分の修理回復を行うことになります。

■借り主は、被害にあったらすぐに家主に伝える義務がある

――「地震発生時には貸主に傷について言い出しにくく、退去時に伝えたことでトラブルになった」という例があります。どう考えればいいでしょうか。

穂積さん:これは最もトラブルになりやすいパターンです。こういう例があります。

「ノートパソコンが机から落下して、壁紙が破れてフローリングに傷ができた。しかし借り主はパソコンの修理で頭がいっぱいで、家主に伝えることをしなかった。
3年後の退去時に、『あの地震のときの傷です』と言ったところ、『確かな証拠はあるのか』と疑われ、『原状回復の義務』として、敷金から修理代を差し引かれた」

これは、貸主が、「本当に地震のときの傷なのか?」と疑った例ですが、この場合は、借り主側に原状回復の義務が生じる、つまり借り主が弁償することになりがちです。

というのも、賃貸契約書には、「入居中、物件が破損、損傷した場合はすみやかに申し出てください」という項目があります。報告が遅れたり、未報告だった場合、その損傷の原因が、故意、過失、事故、災害などの判断がつかなくなるからです。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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