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エネルギー革命を起こす? 新発明の「マグネシウム電池」ってなんだ

2013年2月28日 06時00分

昨年7月、マグネシウム電池の特許を取得した東工大の矢部孝教授。後ろに見えるのは、研究室の屋上に設置された、太陽光を利用するレーザー装置。マグネシウム製造に使用する

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現在主流のリチウムイオン電池より安価で安全、軽くて長もちする。そんな夢のような電池が、いよいよ実用化に向けての最終段階に突入している。開発したのは、東京工業大学の矢部孝教授だ。

リチウムイオン電池は、新型旅客機ボーイング787型機で出火・発煙事故が相次いだことから、安全性について疑問視する声があがっている。しかし、矢部教授は言う。

「あれはリチウムイオンだけではなく、すべての電池がもつ根本的な特性です。ひとたび発火すれば、電池の媒体は最後まで燃え尽きてしまうもの」

そうした問題をクリアした「世界一安全な電池」が、矢部教授の「フィルム型マグネシウム電池」だ。薄い膜状のマグネシウムがグルグルと巻かれて箱に収納されており、昔懐かしのビデオテープをイメージさせる形状をしている。すでに昨年7月に特許も取得済みだ。

マグネシウム電池自体は数十年前から存在し、例えば、車のおもちゃなどで使われている。

「ただ、それはマグネシウムの塊(かたまり)で、表面が酸化すると内部が使えなくなるという重大な欠点があった。そこで薄い膜状にして特許を取ったわけです。フィルム状なので、万が一、発火してもすぐに切れるので燃え続けることはない」(矢部教授)

だが、このフィルム型マグネシウム電池は結果として「世界一安全な電池」とわかっただけで、開発のそもそもの目的は、ズバリ、エネルギー革命だ。

例えば、ケータイやスマホ。なんと、1ヵ月間充電不要で使えるようになるという。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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