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裁判官による性犯罪、なぜ多発?被害者を恫喝、和解を強要…絶望の裁判所の実態

2014年6月2日 13時05分 (2014年6月4日 23時50分 更新)
 良心に従い、公正な立場で判断をすることが求められる裁判官の不祥事が後を絶たない。今月1日にも、法務省の幹部で元裁判官の近藤裕之前財産訟務管理官が、法務省内の女子トイレで盗撮したとして送検され、罰金刑を受けた事件が記憶に新しいが、ほかにも近年は裁判官による児童買春やストーカー、盗撮、痴漢など、性犯罪事件が頻発している。

 また、裁判の本業でも多数の問題が露呈している。

 筆者はこれまで、判決を書きたがらず、なんでも和解にするよう強要、脅迫する裁判官の問題や、裁判官の大手弁護士事務所への天下りと癒着問題などを取り上げ、報道してきた。

 昨年は、東京地方裁判所民事部の裁判長が、性犯罪被害者女性にまで和解を強要し、女性に「和解しなければ、被害者女性を本人尋問で何度も法廷に呼び出すぞ。長時間の尋問になるだろう」と非公開法廷で恫喝していた問題が発覚し、この事実を法務省や東京地裁所長にも取材して報じた(当サイト記事『強制わいせつ事件で、東京地裁裁判官が被害者女性を“脅迫”疑惑?』)。

 もちろん一部の裁判官であろうが、これらは裁判官による脅迫や、重大な人権侵害というべき行為ではないかと、世論から非難の声が高まり、裁判所の中はどうなっているのだろうかと疑問の声が多くなっている。

 そんな中、衝撃ともいえる裁判所の内部事情を告発する『絶望の裁判所』(講談社現代新書)が2月に出版され、法曹界はもちろん、海外も含むジャーナリズムの世界でも大変な話題となっている。本書は単なる内部告発ではなく、冤罪等の司法の病理を構造的に説き明かした書籍として注目されており、発売2カ月半で6万5000部を売り上げるベストセラーとなっている。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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