0

ゲオ内紛で追われた元会長、今度は2億相当の株を騙し取られる 跋扈するパクリ屋の手口

2015年5月28日 06時08分 (2015年5月29日 23時00分 更新)

「パクリ屋」と呼ばれる連中が裏経済の世界に棲息していることを、ご存じだろうか。不振企業を食い物にするブローカーの一種だが、その手口はシンプルだ。文字通り、株や手形などを持ち主からパクってしまうのである。その生態を垣間見ることができる民事訴訟が現在、東京地方裁判所で行われている。

 昨年12月下旬、レンタルビデオ店チェーン大手のゲオホールディングスで会長を務めていた沢田喜代則氏が、都内の調査会社関係者4人を相手取り損害賠償を求め裁判を起こした。その内容は、おおよそ次の通りである。

 2011年12月、沢田氏はJR品川駅近くの喫茶店などでティビーエス調査センター(以下、TBS社)なる有限会社代表者らと面談を重ねていた。ほどなく両者は融資契約で合意することとなる。沢田氏が保有するゲオ株2500株を担保に差し入れ、TBS社から1億円を借り受けるというものだった。「株券譲渡担保融資契約書」によれば、期限は翌12年3月末までの3カ月間、利息は年6パーセントとされた。

 ただ、この話は最初から少しきな臭かった。というのも、TBS社がゲオ株の預け入れ口座に指定したのは自社名義の証券口座ではなく、三田証券に開設されたジェイサイトという都内の会社名義の口座だったのである。それを裏打ちするものとして示されたのは、同月27日付でTBS社とジェイサイトが交わしたという「覚書」だった。

 いずれにせよ、沢田氏はこの点にあまり不審を抱くことはなかったようだ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!