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プロ野球選手の背番号は自らのアイデンティティ

2015年12月30日 12時00分 (2016年1月13日 17時55分 更新)
背番号が変わることを拒否した選手たちの思い

 トリプルスリー(打率3割以上、ホームラン30本以上、盗塁30個以上)を達成し、セ・リーグのMVPにも選ばれた東京ヤクルト・山田哲人の背番号が「23」から「1」に変わる。

 ヤクルトにおける「1」は“小さな大打者”と呼ばれた若松勉をはじめ、池山隆寛岩村明憲青木宣親ら球界を代表する名選手が背負ってきた栄えある番号。山田は「偉大な方が付けていた背番号で重圧はあるが、“1”に恥じないように頑張りたい」と語っていた。

 その一方で、1ケタの背番号への変更を拒否した選手もいる。山田のライバルで、セカンドで3年連続ゴールデングラブ賞に輝いた広島の菊池涼介だ。

 「僕は絶対に変えません。(33には)江藤(智・巨人打撃コーチ)さんのイメージがありますから……」

 菊池は東京都東大和市の出身。広島で2度のホームラン王に輝いた江藤は中学の先輩にあたる。

 かつて菊池は語っていた。

 「あれは江藤さんが広島からFAで巨人への移籍が決まったときのことです。江藤さんの実家まで行ってボールにサインをしてもらったんです。すると、ボールに“ジャイアンツ”と書いてあった。“あぁ、本当に巨人に来るんだなぁ”と実感しました。子どもの頃は巨人ファンだったので、うれしかったですね」

 江藤は広島の2年目から「33」を付け、移籍した巨人、西武でも、その番号で通した。

 それもあって、菊池は早くから「この背番号には愛着があります」と語っていた。

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