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亡くなった親に1,000万円の借金が発覚!肩代わりしないための対処法

2016年10月29日 09時00分
■相続放棄は「3カ月以内」にするのが鉄則!
ではX氏はいつまでに、この相続放棄に関する申述の手続きをすればいいのでしょう。
「相続放棄は相続人(X氏を含む3兄弟)が“相続の開始を知った日から3カ月以内”に手続きをしなければなりません。注意しなければいけないのは、この“相続の開始を知った日”が指すのが、“相続の開始(被相続人の死亡)”と“自分が法律上の相続人になった事実”の両方を知った日を指すということです。」(鈴木弁護士)
例えば、X氏の場合、親だけでなく兄弟間も疎遠だったとします。その場合、長男のX氏と次男が相続放棄したことを三男が知らず、三男のところに身に覚えのない借金取り立てが来る可能性もゼロではありません。
自分が相続人になったこと(相続開始)は知っていたけれど、“親に借金があったことを知った”のが親の死亡を知ってから、さらに3カ月が過ぎてからだった場合、相続放棄はできるのでしょうか?
「疎遠な場合などで借金のことを全く知らなかった場合、3カ月の熟慮期間が過ぎたからといって、相続放棄を認めないのはあまりに酷です。そこで家庭裁判所では、相続財産が全くないと信じ、かつ、信ずるにつき“相当な理由”があれば、親の死亡を知ってからさらに3カ月が過ぎていた場合でも、相続放棄の申述を認める対応をしています
過去の最高裁での判例から“相当な理由がある場合”としては、①法定相続人が被相続人と疎遠だったなどの相当の理由があり、②亡くなった人の借金を知らなかった、ことが認められています。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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