0

“自覚症状”なしが怖い 腎臓疾患と心臓・糖尿病の関係(2)

2017年3月5日 13時00分 (2017年3月6日 12時34分 更新)

 その人工透析が必要になる直前まで、自覚症状がまったくない人もいるという。むくみ、息切れなどの症状が出てきたときは、すでに腎機能が相当落ちていると考えた方がいい。
 「また、糸球体は一度壊れると元には戻りません。それが、慢性腎臓病を完治させる方法がないと言われる所以です。人工透析となれば、週3回通院して行う血液透析や、在宅で行う腹膜透析を一生続けるか、健康な腎臓を移植する腎移植しかない。人工透析で腎臓が健康になって、元通りの生活に戻れることはないのです」(同)

 もう一つ、腎臓には重要な働きがある。“薬の代謝”だ。
 「医者に処方された薬が効果を発揮するには、腎臓の働きが不可欠なのです。高血圧の患者さんは降圧剤を服用したり、塩分制限で血圧をコントロールすることがほとんど。しかし、腎機能が低下すると薬の効き目が悪くなったり、塩分の排出がうまくいかなくなったりで、血圧をコントロールしにくくなってしまう。そうなると、血圧の高い状態が続くことになり、ますます腎臓がダメージを受けるという悪循環に陥ってしまいます」(前出・健康ライター)

 したがって、腎臓がダメージを受け、さらに動脈硬化が進めば、今度は心臓の筋肉が厚くなり、心臓そのものが弱っていく。
 「心臓が弱ることで起こる心筋や冠動脈、弁膜などの疾患は、心臓以外の合併疾患があると重症化しやすいことも分かっている。また、高血糖や高コレストロールもそうですが、同じように腎機能の低下もこれに当てはまります。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!