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ありのままでもいい、ありのままでなくてもいい

2017年5月20日 08時00分 (2017年5月21日 07時08分 更新)
「いまを生きる」ということは、「今日が自分の最期の日になるかもしれない」と思って生きるということです。そうすることで、今日という日を、自分の人生の中で最善の一日にすることができるでしょう。(本文より)日本仏教に魅せられたドイツ人禅僧、ネルケ無方の新刊『今日を死ぬことで、明日を生きる』より、珠玉のエッセイを紹介。生きるヒントが必ず見つかります。

ありのままに生きなくてもいい

 ディズニー映画『アナと雪の女王』が2014年に空前の観客動員数を記録し、主題歌「LetItGo~ありのままで~」も大ヒットしました。私の子どもたちもこの曲が大好きで、長い間「レリゴー♪ レリゴー♪」と口ずさんでいました。

 「Let It Go」は、日本では「ありのままで」と訳されていますが、直訳すると「何もしないで、それ以上追求しないで」となり、実は非常にアグレッシブな言葉です。

 ドイツ人の私が原曲(英語の歌詞)を聴くと、「もう放っておいて! かまわないで!」という拒絶的なニュアンスを受けます。いままで自分を縛ってきたものを、これからは「突き放す」という雪の女王エルサの強烈な意志が感じられるのです。

 前述したように、日本語訳では「ありのままで」と少しやわらかい言葉にされ、「ありのままに生きる」ことが多くの共感を呼んでいますが、私は少し違和感を覚えています。

 「ありのままに生きる」と言ったとき、その「ありのままの生き方」とはいったい何でしょうか。

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