消費税を5%に戻し「格差拡大」に歯止めかけろ -植草一秀

2017年6月20日 07時30分 (2017年6月28日 13時57分 更新)

植草一秀[経済評論家]

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私たちが日本政治を刷新するためにはどうしたらよいのか。答えははっきりしている。民主主義を活用することだ。私たちには1人1票という参政権が付与されている。この1人1票という参政権を有効活用して政治を刷新するのだ。

現状に目を向けると、政治刷新など困難ではないかとの声が浮上するが、それは杞憂である。現に、2009年に私たちは無血の平成維新を実現した。このときは、既得権勢力のその後の巻き返しで、政治刷新の大業を果たすことができなかったが、失敗の教訓を踏まえて、再チャレンジすればよい。失敗を活かして成功に導くことが大事だ。

2014年の総選挙で安倍自民党の得票は全有権者の17.4%に過ぎなかった。6人に1人程度しか安倍自民党には投票していない。同じ政権与党の公明党への投票を合わせて24.7%だった。当時の野党に投票した主権者が28.0%。安倍政権与党ではない政党に投票した主権者の方が多かったのである。

安倍政治はひと言で表現すれば「1%のための政治」である。それにもかかわらず、1%でない人々が安倍政治を支えてしまっている。1%のおこぼれ頂戴に多くの民衆が群がってしまっているわけだ。私たちは「99%のための政治」を目指すべきだ。これを具体的な政策方針として示し、この「政策」を基軸に選挙を戦う。

オールジャパンの「政策連合」を確立して、主権者が「政策」を選択する。「政策選択選挙」を実現すればよい。

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