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カレー沢薫のほがらか家庭生活 (57) 友だちの家

2017年9月27日 07時00分 (2017年9月29日 12時20分 更新)
今回のテーマは「友だちの家」である。このテーマを見て、数年ぶりに前の会社の同僚からきた、「またランチでもしましょう」というメールを2週間放置していることに気づいた。

時として我々は、友だちが少ないことを嘆き、それがあたかも、群馬県でよく見られる不思議な力のせいによる自然災害に巻き込まれたかのような言い方をする。しかし、大体が上記のような「必然により友だちがいない」のであり、むしろ、不遇により友だちがいないかのような考えが、友だちがいない要因のひとつである。

そういうタイプは、「学生時代の友だちとは疎遠になった」と、まるで自然消滅したかのように言うが、大体やりとりを投了させているのは自分だったりするのである。よって仮に友だちができたとしても、それを維持する能力がないので、よほど毎日顔を合わせるとかでなければ、すぐ疎遠になってしまうのである。

毎日友だちと顔を合わせる学生時代が終り、十数年経った今、友だちはほぼ皆無となり、我が家に友だちが来たことは5年で2回ぐらいだと思う。意外と多い。

そもそも昔から自分の部屋に友だちを入れるのが苦手なのだ。昔から自意識過剰であったが、年を取ってさらに酷くなり、今では自意識の擬人化みたいになってしまったので、自分のパーソナルスペースに他人を入れて、何かを気取られてしまうのではないかと思うと落ち着かないのである。あと、自分の部屋が汚すぎて人体に有害、という問題もある。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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