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あさのあつこ最新作の舞台は「結婚式」! すれ違う母娘の本当の想いとは?

2017年9月27日 19時00分 (2017年10月7日 15時42分 更新)

日本における児童・少年少女文学の第一人者としても知られ、シリーズ1000万部のベストセラー『バッテリー』をはじめ数々のヒット小説を生み出している作家・あさのあつこさんの最新作が登場だ。

『末ながく、お幸せに』(あさのあつこ著、小学館刊)の舞台は、なんと「結婚式」。そして、結婚式での8人のスピーチを通して、母と娘の愛を描いていく、あまり例を見ない形式の小説だ。

■実の母に捨てられた娘の複雑な胸中とは…

瑛子が高校の同級生である瀬戸田真人と結婚し、この物語の主人公である瀬戸田萌恵が産まれる。しかし、瑛子は山末光弘という職人の男性と恋に落ち、萌恵が3歳のときに家を出て光弘のもとへ。つまり、母が娘を捨てたのだ。

その後、真人は瑛子の妹の良美と結婚。萌恵にとって叔母だった良美が母となる。しかし、後に萌恵は良美が実の母ではないことを知り、どこかちぐはぐな家族の中で、苦しみ、苛立ち、憤りを抱えてしまう。

また、複雑な家庭に育ったためか、「犠牲にしてまで貫くような愛って嫌です」という結婚観を抱き、「何か大切なものを捨てるような結婚はしません」という思いを持つ中で、夫・泰樹との結婚にのぞむ萌恵。

一方の良美は、自身の仕事も夢も犠牲にして、萌恵のために生きてきたつもりだった。しかし、「お母さんって、重いよ。お母さんといると息が詰まる」と、萌恵にぴしゃりと言い切られてしまう。

そんな中で開かれた結婚式――。
この物語では、主人公である萌恵の主観はほぼ語られない。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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