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電車の窓ガラスが破損…乗客が怪我をしたら責任はどこへ?

2017年10月19日 21時40分 (2017年10月30日 21時40分 更新)

*画像はイメージです:https://pixta.jp/
昨今、電車の窓ガラスが割れる事故が頻発しています。9月21日には、午前9時にJR東海道線の川崎~品川間で、そして午後1時半頃には東急東横線菊名~妙蓮寺間で窓ガラスが割れる事故が発生しました。
幸いけが人などは出なかったようですが、かなりのスピードを出す乗り物であるうえ、電車がすれ違った場合かなりの風圧が発生することから、乗客が危険な状況にさらされることは間違いありません。
仮に電車の窓ガラスが割れ、乗客が負傷した場合、責任は誰が取るのでしょうか。治療費の請求などが可能であるかも気になります。
エジソン法律事務所の大達一賢弁護士に見解をお伺いしました。

■電車の窓ガラスが割れ負傷した場合誰が責任を取る?
「満員電車の窓が割れると一口に言っても様々な原因が考えられると思いますので、次のとおり場合分けしてみましょう。
(1)満員電車に詰め込まれた乗客の圧力によって割れた場合
(2)線路の敷石が跳ね上げられて割れた場合
(3)投石など第三者の行為によって割れた場合
今回は(1)(2)(3)のそれぞれについて解説してみたいと思います。
まず、旅客運送に関しては、商法は590条1項で、次のように定めています。

「旅客ノ運送人ハ自己又ハ其使用人カ運送ニ関シ注意ヲ怠ラサリシコトヲ証明スルニ非サレハ旅客カ運送ノ為メニ受ケタル損害ヲ賠償スル責ヲ免ルルコトヲ得ス」

これは、鉄道などの旅客運送において乗客が損害を負った際には、旅客運送上の注意を怠っていなかったことを旅客運送会社自身が証明しない限り、その会社が損害賠償責任を負うとするもので、今回のケースでは、いずれの場合においても、鉄道会社が注意を怠ったかどうかがポイントとなります。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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