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第73回 欲浅物語<あぁ、だから一人はいやなんだ。>

2017年11月15日 09時00分 (2017年11月17日 15時51分 更新)

 ワタクシが所属しております劇団・山田ジャパンは2008年からスタートしまして。来年はとうとう10周年です。そんなワクワクが止まらないこの秋、久しぶりの本公演がございました。今回のタイトルは「欲浅物語」。田舎で工場勤めをする無欲の塊、素子。彼女は物心ついた時には“欲”を捨てていた。理由は父親が犯罪者だったから。小さい時から“申し訳ない存在”として何も欲さず、求めず生きてきた。ある日東京から工場にやって来た短期バイトの青年たちと触れ合うことで、ずっと抑えていた“欲”が大爆発。田舎を飛び出し、東京でブイブイ言わす“業突くババア”に。そんな素子のお話。

 私の役はその“業突くババア”になってからの素子。実はこの素子役は二人おりまして。無欲時代の素子(25歳)はトミタ栞ちゃん。23歳のカワイコちゃん。そしてその15年後の欲まみれ時代の素子(40歳)をわたくしが。ええ、ええ。言いたいことはわかりますよ。全然違うじゃないか、と。並んだら顔も体の大きさも半分じゃねぇか、と。私だってキャスティング聞いた瞬間、震えあがりましたよ。ただね、台詞にもあったのですが「時が経てば形も変わる」という事でね。どうか受け入れてくださいませませ。

 さてさてこの中年素子。すべてが華やか。なにせ“業突くババア”ですから。仕事も流行りを仕掛ける系イベントの制作をバリバリやっていて。洋服ももちろん派手だし、アクセサリーもジャラジャラ。

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