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『365日のほん』が発売になります(3)「これでレイアウトは決まった」 第25回<本屋の時間>

2017年11月15日 09時00分 (2017年11月17日 15時51分 更新)
原寸大の束見本。文庫本と同じサイズでハードカバー。「小さい本にしよう」というのは坂上さんのアイデアだが、出来上がってみるとこの小ささが全てのように思える。

「手にしていることがしみじみとうれしくなる、〈雑貨〉のような本にしたい」。これが『365日のほん』を作るにあたり、まず考えたことです。実際に店頭で見ていると、いま売れている本にはどこかかわいげがあるものが多いと、以前より感じていました。

 しかし、ただ本の紹介文を365冊並べただけでは途中で飽きてしまうことは明らかで、何か飽きさせない工夫が、本の設計として必要です。自分の書く文章は棚に上げ、「この本ではデザイナーさんの仕事が重要になりますね」と、打ち合わせのとき担当編集の坂上陽子さんに話しました。

「どなたか、希望のデザイナーさんはいますか」と坂上さんに聞かれて、まず思い浮かんだのが漆原悠一さんです。漆原さんは文筆家の甲斐みのりさんの本をはじめ、多くのブックデザインを手掛けられており、どの本を見ても実用的でありながらその本の特徴を活かしたレイアウトや文字組が魅力的だと思っていました。http://www.tento-design.jp 坂上さんから依頼して頂いたところ、漆原さんはブックデザインを引き受けてくださるとのこと。これは『365日のほん』にとって、幸先が良い話です。

 文章を書く前に、一ページに書く文字量の目安を知りたいと思い、漆原さんに幾つかレイアウトの試作をお願いしました。

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