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【三菱マテリアル不正】ひた隠す「功労者」会長の罪

2017年12月8日 00時55分 (2017年12月10日 18時07分 更新)

「三菱の名をなぜ汚すのか」と怒り心頭なのは、同グループの社長会「三菱金曜会」の会員企業幹部。矛先が向けられているのは、子会社で製品の検査データ改ざんが明らかになった三菱マテリアルに対してだ。

 同社が三菱電線工業、三菱伸銅、三菱アルミニウムの子会社3社の不正を発表したのは11月23日のこと。翌24日には竹内章社長らによる記者会見が開かれたが、記者の質問に「調査中」と何度も繰り返し、具体的内容についてはほとんど語られなかった。心ここにあらずの竹内社長に対し、記者の間からは「まるで他人事」といった声が洩れた。

●本丸は三菱アルミニウム

 シール材の検査データを書き換え、その出荷先数、出荷数量、出荷額とも、3社のなかでもっとも多かった三菱電線工業は12月1日、生え抜きの村田博昭社長をヒラの取締役に降格。三菱マテリアルで執行役員を務める高柳喜弘取締役(非常勤)を社長に昇格させた。

「三菱マテリアルの竹内社長らは一刻も早く、一連の不祥事の幕引きを図ろうとしているのがミエミエ。だが、小手先で乗り切れるほど、甘くはない。いずれにしても、本丸は三菱電線工業ではなく、三菱マテリアル本体および三菱アルミニウムなんです。この2社の問題が白日の下にさらされ、しっかりした善後策が出てこない限り、世間はもとより、金曜会の中でも納得は得られない」

 こう話すのは、前出の金曜会の会員企業幹部だ。同じ三菱グループとはいえ、なぜ他社のことに、ここまで厳しい言葉を投げかけるのか。

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