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専門医に聞け! Q&A 胸郭出口症候群の回避術

2017年12月10日 13時00分 (2017年12月11日 12時52分 更新)

 Q:左の首から肩にかけて、こりが慢性化しています。最近、腕の痛みやしびれが特にひどくなったため、近くの医院で診てもらったら、胸郭出口症候群だろうと言われました。仕事で始終パソコンを使いますが、その影響があるのでしょうか。
(通販会社勤務・40歳)

 A:胸郭は胸椎・肋骨・胸骨で形成されており、胸郭の上部には多くの筋肉が付いていて、頭部を支えています。鎖骨と肋骨の間には胸郭出口という狭い隙間があり、心臓から腕に行く動脈と、腕から心臓に戻る静脈が通っています。脊髄から出ている腕神経叢という末梢神経の束も、この隙間を通り、腕のほうまで伸びています。
 胸郭出口症候群は、これらの血管と神経が圧迫されて発症します。前述したように、腕神経叢は腕や指に行く神経であるため、この神経が圧迫されると、肩や首、腕、指などに痛み、しびれなどの症状が起こります。
 ご質問の方の場合、パソコンを長時間操作しているので、筋肉が緊張し続けます。そういう生活を続けていると、首の骨にゆがみが生じ、首や肩のこりを引き起こします。首の骨のゆがみが胸郭にゆがみをもたらし、胸郭出口の隙間が狭められるのではないでしょうか。

●肩回しで胸郭のゆがみを取る
 だから、首、肩などの症状を取るには、胸郭のゆがみを取ればよいといえます。
 そのためには、ゴムバンドやストッキングなどを肩にたすきに巻いて、肩を回す運動が非常に効果的です。
 ゴムバンドなどがない場合は、マッサージを兼ねた運動を行うとよいでしょう。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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