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高級布団は下町のほうが売れ、関西では天然素材が好まれる――意外と知らない寝具の「地域差」の話<元ふとん屋が教えます>

2017年12月14日 15時45分 (2017年12月14日 16時16分 更新)
 こんにちは、元ふとん屋店長の大野です。最近仕事で関西へ行ってきました。定年を機に自宅をリフォームしたので寝具を全部入れ替えたい、という案件です。

 聞くとご主人は腰が悪いということで、敷ふとんにはムアツ系のウレタンマットレスをオススメしたところ、言下に拒否。第二案の羊毛100%の敷ふとんで無事に成約に至りました。

 とはいえ……準備段階からウレタン素材が嫌がられるのは予想済みだったんです。

 なんで拒絶されるのがわかってたかって? 実は関西は関東に比べると、今なお天然素材への愛着が非常に強い地域なんです。10年以上前の関西ではウレタンマットレスの販売は半ばタブー。敷ふとんなら、わたはコットンかウールと相場が決まっていました。最近はかなりウレタンも浸透しつつありますが……まだまだ途上です。

 ちょっとマニアックな話になってしまいましたが、このように、生活に密着しているだけあって寝具の常識には地域差も大きいんです。

 そこで今回は僕が見聞したいろんな地域の特色を、ちょこっと紹介しちゃいます。

◆東京都心部は山手と下町で逆転現象が起きる

 僕の店は東京都港区にあったのでよく言われたのが「お金持ちが多いから高級品がよく売れるでしょう?」というもの。

 これ、勘違いです。ハッキリ言って都心のお客さんは寝具にはお金を出しません。

 ケチなのか? いいえ、そうではなくて、興味がないんですね。山手の人は良くも悪くもシビアで、欲しければ買う、興味がなければ大胆にカットする。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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